年々、仕事以外で地域の役員など役割が増え、多くの会議や会合に顔を出す機会が増えた。

少子高齢化が進むなかで、

1)若い世代に活躍してもらうためにはどうすれば良いか
2)子ども達が地域のなかで健やかに成長していくために、住民は何ができるか

この議題は多く扱われ、人口の自然減が出生者数を大きく下回る状況において行政も地域も対策を模索している。

きになるのは、住民の多くを占める高齢者の活躍の場や役割を持つ機会が、「他世代のために」という視点になりつつあり、高齢者が同世代に対して活躍できる機会が減少しているのではないか…ということ。

もちろん、高齢者が若い世代に何かを伝える、子ども達の見守りをして地域での安全を守ることなども重要であるし、これから益々必要とされることであろう。

その反面、支援が必要な地域の高齢者や要介護者に対しての関わりは、民生委員や福祉委員といった方々が多くの役割を持つことになり、負担増を感じているように見受けられる。

先日の会議では、年に1度開催されている、80歳以上の方々を対象とした交流イベントについて、参加者が対象者の3分の1程度であり、年々減少している。
そこで、欠席者へ配布してきた記念品(和菓子など)の配布を今年度はどうするのか…と、議論になった。

欠席者への記念品に必要な予算が年々増加傾向にあることから、もっと有意義な予算の活用を見出したほうが賢明であるという意見が多く、今の段階では欠席者への記念品は見送る公算が高い。

主催者サイドからすれば、参加したくてもできない方への気持ちとして配布したいという思いもあるようだが、各地域の代表者としては、

「参加できないのであれば、参加できるような取り組みや支援を考えた方が良い。」
「面倒くさい、興味がない、そのような人も多く、自ら活動的ではない生活を選んでいる人の気持ちを揺さぶるきっかけを作る方が重要。」
「一カ所に集めて何かをするよりも、地域に出向いて何かした方がニーズにも繋がるのではないかと。」

今までは、例年通りで通っていた予算案が初めて承認されずに見送られることになり、貴重な予算をいかに使うか、そのためにはどのようなマンパワーが必要なのか、これから議論をしていく必要がある。

介護保険のなかで仕事をしていると、どうしても介護保険の利用者やその家族に視点が集まるが、予防という観点からも、これからの地域をどうしていくべきかという地域の議論のなかにも足を踏み入れてみると新たな発見がある。