地域包括ケアシステムと地域課題。ザワザワ感の正体。

昨今の「地域包括ケアシステム」談義を聞いていて、なんとなく違和を覚える。  落ち着いて、そのしっくりこない感と向き合ってみた。
なんとなく心がザワザワするのは、決まって「地域課題」という言葉が登場した時であると気づいた。

「地域課題」も「課題」である以上、それを導く過程を持つはずである。その過程に言及するためには技術論を展開する必要がある。しかし、昨今の談義にはそれが無いのである。ザワザワ感の正体の一つがこれ。

「地域包括ケアシステム」は、「地域課題」を解決するために構築しようとするものであろう。しかし、多くの談義では、システム構築はどうあるべきかという(制度論での)談義を重ねる過程において「地域課題」が見えてくる、という序次が多いように感じられる。
まる論文等に書かれる「残された課題」のようで、ここに倒錯感が生まれる。

私の違和感はこのニ点にあった。

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