充て職というのがある。

△◇地区◯△委員は、小学校PTA会長を充てる…
◯◯協会△◯委員は、自治会長を充てる…というやつである。

私は、昨年度まで小学校のPTA副会長をしていたわけだが、就任してちょっと経った頃に、手紙が届くのである。

【まちづくり推進委員会の開催について】

これはなんだ?と電話で確認してみる…

「これは充て職で決まってるから。」と、

なんとも言えぬ気持ちになるが、こればかりは仕方がない。
会議資料を見てみると、規約にきちんと書いてある。

なんだ…役員引き継ぎ時の申し送り不足かと思いきや、なんとその年度からスタートだとか(*-∀-)ゞ

笑うことしかできなかったが、やはり仕方がない。

すると、息つく暇もなく違う会議の案内が来る。

次はなんだと思っていると、今度は「…は、子ども会の会長を充てる…」という。

こうして、地域のなかにはたくさんの委員会や協会の類があることを知る。

昨年度、私が就いた委員や役員を指折り数えていくと、片手では足りずもう少しで足の指を使うところであった。

まぁ、考えようによっては、これだけの充て職にはそうそう簡単には就けない。
なんともありがたいものである。

しかし、充て職という方法で一人が複数の委員職が集中することで、全く関わらない人がいる。

そして、充て職が多いがために、自治会の役員になる人がおらず、改選時期には毎回2時間以上をかけている。

「この地域の将来を…」
「地域の安全を…」
「地域として…」

と言いながら、自分では手をあげない。
そんな大人が多いこと。

充て職について、いかがなものかと尋ねたことがある。

「なり手がいないからねぇ。」

との返事。

自治会の役員会で飲んでいるとき(毎回飲むんだが…)に、自治会長が珍しく強く訴えた。

「みんな小さな頃は地域の人たちに見守ってもらっていたんだし、結婚して子どもが産まれたら地域で喜んだもんだ。学校に行くときも帰るときも、地域も人たちが見てくれていた。不思議なことに忘れちゃうんだよ、自分がその立場になる世代になったときには。」
「恩返しという言い方はおかしいかもしれないが、地域には返していかなければならないものがたくさんあると思うだがなぁ。」

この言葉を聞いて、地域というものをあらためて考えさせられた。

地域の課題を発見するのは簡単ではない。

皆が分かっているのだろうか。
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広報部@若頭
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