地域のなかで【5】

私が住んでいる町は人口が6,400人を割り込み、最新のデータでは町全体での高齢化率が42%を超えた。

33%〜54%と地区によって差があるものの、想像以上のペースに感じる。

人口そのものが10年間で1,000人超もの減である。

人口減とともに町内の小中学校は統合化が進み、今では小学校2つ、中学校1つとなった。
卒業した小学校や中学校は廃校となり、更地となった。

自宅がある地区(自治会)は、田畑にかこまれた静かな静かなエリアで、40軒ちょっとで構成されている。

昨年のお盆以降、我が自治会においても人口減が急速に進んだ。

転出は0人……そう、亡くなられての人口減である。

先日も92歳の方が亡くなられた。

今年のお盆には6名の方が初盆となる。

ここ数年…いや、もっと前の記憶でもこれほど多いことはなかったように思う。

世帯主に20代はおらず、一番若くて35歳だろう。

現役で働いている人は数えるだけという厳しい状況の自治会であるが、年齢差関係なく付き合いができているのはプラスである。

昔からの伝統や自治会の流れを世代を超えた交流のなかで覚えることができる。

今年は、盆踊りの太鼓と口説きを学ぶ機会がある。

CDやテープを使ってではなく、和太鼓と口説きのみの盆踊りであるため、リズムひとつ間違っただけで踊りの全てがズレてしまう。

自分が住む地域がこのような盆踊りを続けているのは、ひとつの誇りに感じている。

広報部@若頭

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