しゃんのーと 「悟られる」

☆shan note☆ ace of acs
emotive chained and unchained. mistery of your mind and behavior.

しゃんです。

梅雨入りしたのに大して雨も降らず、暑い東京。

雨が降ったり、ジメジメして嫌だと言い、暑い日差しが照りつけると暑過ぎるから雨でも降ってくれと言う。人ってわがままな生き物です。

そんな気持ちを吐露するのは、普通は気心しれた人にだけですよね。まあ、僕は割と誰にでも言いたいことを言ってしまってお叱りを受けることも多々ありますが(爆)

これはモニタリングやアセスメント、事例検討とかをするときもそう。

自分の中でこっそりと持っている思いをぐるぐるとかき混ぜながら形を考えるものですよね。

そんな思いを他の人に聴かせたり、見せてしまいながら事例検討をしてしまおうという新企画イベントを6月11日横浜にて行なってきました。

題して「サトラレ事例検討会 ~心の声も聴かせちゃいます~」

タイトルの由来としては、全ての思考が思念波として周囲に伝播してしまうという架空の病の患者が主人公のマンガ「サトラレ」から。

この「サトラレ」と言われる主人公たちは、例外なく国益に影響するほどの天才であるけれど、自分が「サトラレ」とわかると考えている事が筒抜けであることに耐え切れず、自殺してしまうなどのことがあるから国をあげて病気がわからないように保護されている。そんな「サトラレ」のいろんな気持ちを周囲の人が知っていくことでの人間模様が描かれてるなーんてお話。

ってことで、事例検討でファシリテートしている人がどんなことに悩み、引っかかりつつ、仮説を形成していくのかを表出させてしまおうという無謀な企画でした。

事例提供者とファシリテートする登壇者は、主観にこだわり、こちらのブログでもおなじみで多くの方に変態と言われている方々5名・・・僕も含めてねw

とりあえず、はじめてのことなので、皆さん手探りでスタートしましたが、とにかく考えていることを言葉にしてくださいというルールでしたが、、、意外と言葉にできないものですね。

事例に向き合っていると、ついつい入り込んでしまい言葉が出て来なくなってしまいましたね。そして、主観にこだわるファシリがこれだけの人数いると、真ん中のボードに描いてある主観がものすごい量になっていくじゃないですかw

そのぶん、混乱するし、感情移入もしてしまい、余計に言葉が減っていく。。。

おいおい、この企画大丈夫か?って感じですが、普段よりは出来るだけ思った事を口にしたり、反応したりしようとしてて、参加された皆さんには揺らいでいるのは伝わったんじゃないでしょうか。

なので、登壇した僕らは、普通に事例検討するだけでなく、「サトラレる」というか「サトラセる」という作業をした感じですね。そのぶん、参加者の方々も事例に入り込みつつ、前にいる変態たちは何を考えているのだろうと前のめりになっていたように見受けられました。

そして、わかったこと。

物事を見聞きして認識をしてから、意味を考えて言葉という記号にしていく。よって認識して意味を考えている段階では、言語化が大変だということと、仮に思考を発することにブレーキがかからなくなり「ほにゃららかー、でもほにゃららだろ。んー、よくわからないけど、これかなー。」なんていう作業が出来る訓練をすると逆に思考できなくなるのではなかろうかってことですかな。

そもそも「サトラレ」という架空の病気が本当にあったとしても、あらゆる思考が伝播するときは、絶対に整理できてるわけないからものすごくわけがわからない雑音になるよねって感じw

と、自分が考えた企画自体に疑問を感じつつ、5人の変態が同時に揺らぎ、最後に事例提供者を含め、5人がクロージングをすることで、どんどん仮説が深まっていくことを体験することは出来たので良しとしますw

とりあえず、好評でしたから(登壇者もものすごく楽しんでいたしw)そのうちまたやるかもしれません。その時は、是非体感してみてください。

投稿者@しゃん

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