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「語り」がそのまま「ニーズ」になるわけではない。

人は簡単には気持ちを明かさない。

目の前の人間が信用するに値するかどうか見極めている。

そして、信頼関係の程度によって語りを変える。

場を選び、人を選び、さらに語りにいろんな解釈がされるような仕掛けを行う。

無意識に表出される本人の無意識。

対人援助職者は、「見えるもの」を整理分析し、「無意識」にも思いをはせ、他者理解をしようとするのだからその仕事は複雑に決まっている。

だからこそ、「人ってすごいなあ…。」という静かな感動を根底に、最大の関心をもって向き合う。

人には深い精神世界がある。

自分がそこを垣間見せていただけること、その許しを得た者としての感謝を携え、そこに立ち入る覚悟を肝に銘じることから、対人援助の第一歩が始まる……

と、ツクツクボウシが言っているように聞こえる夏の旅の終わり。

 

(投稿者 @marua )