ケアマネジャーの思考を
可視化するためのメソッドとして、
アローチャートは生まれました。

 

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アローチャートとは、収集された情報を、ケアプランに落とし込むまでのケアマネジャーの思考の足取りを、○(丸)や□(四角)、→(矢印)などの簡単な記号を使って図式化したものです。このチャートを使うことにより、利用者やケアチームのメンバーに分かりやすく説明ができ、ケアマネジャーが本来担うべき“専門性”が目に見える形になります。
様々な課題、絡み、原因、背景をたどり…そして課題の根っこ(本質)を明らかにする。アローチャートがあなたの思考の整理をサポートします。

アローチャートの基本的な考え方

図形の説明(※図1)

アローチャートで使用する図形は二種類です。

客観的事実は、キーワードを丸や楕円形で囲みます。
主観的事実は、長方形で囲みます。
図形で囲む言葉は、キーワードで構いません。
長い文章を書く必要はありません。
アローチャートは、描いた人が説明をするツールであり、必ず補足説明されながら見せられていく図となります。

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線の説明(※図2)

二種類の図形によって仕分けされた情報を、線記号で繋ぎます。図形を繋ぐ時には、それぞれの関係性を検討しながら繋いで行きます。

A) 因果関係は、「矢印」で表現します。
○→○ や ○→□ と描くと、
左側の図形が「原因」、右側の図形が「結果」
という因果関係を表現したことになります。

B)相容れない関係は、「直線上にギザギザ」で表現します。

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アローチャートは、この4種類のシンプルな図形・記号を駆使して、思考を整理し、利用者の全体像を捉えようとする表現(説明)方法です。