雪とときめき

1/24(火)夕方から降り始めた10年に一度と言われる大寒波。事前のニュースも「また大げさな」と半信半疑だった私。たまたま利用者の午後受診に同行していたが、はたして着くまでは晴れていた天気が、日が暮れた17時半過ぎにはみるみる道が真っ白になり、帰りは前が見えないくらいの吹雪へ。

次の日は見事な雪景色。近隣デイは軒並み中止、私は予定していたモニタリング訪問の半分は中止し、その分サービス調整と安否確認、雪かき、法人事業所の応援に奔走することに。

くたくたになって帰宅しふと隣人宅を見ると…車と車の間には見事なカマクラ。そして雪合戦の跡。あ~子供にとっては新鮮だよなと思いつつ、瞬間自分の心も昔に飛ぶ。

成長期を雪国で過ごしたため、雪を見ると色んな感情が湧いてくる。いつもどんよりしたグレーの空、ストーブの周りに干した長靴や靴下の匂い(臭い)、当時出てきたお洒落な耳当てが欲しくて親に言おうか悩んだ記憶、ビニールハウスの上から飛び降りてこっぴどく怒られた記憶、道路上を滑る車を横目に友達とどこまで路上で滑れるか競った記憶、スキーに連れて行ってもらった先で食べたカップヌードルの美味しかったこと…今のように大変な印象はあまりなく、かすかなときめきさえあることに気づく。

そのままバタバタと日も過ぎて、土曜日の介護支援専門員実務研修5日目、JR運行中止に合わせて延期となった。私が講師陣に加わった平成28年度も雪はひどかったが、延期となったのは初めて。振替えとなった翌日に出会った今年度の合格受講生皆さんのお顔を拝見しつつ、自分の実務研修時の、不安の中に芽吹いたかすかなときめきを思い出す。

そういえばアローチャートも、最初は著名な先生が滋賀に来られるというので誘われるまま飲み会に参加し、ぶら下げていたモンブランをいち早く指摘され、分からないまま研修に参加してマルとシカクをつなげながら、ふわっと心がときめいたなと。

これらのときめく心はイコール?矢印?どうつながるかなと考えつつ、新年は初心に帰るよい時期、私もフィルターなく物事をとらえ素直だった心、決意をもって新たな一歩を踏み出そうとしていたときの心を大切にしつつ、今年も走っていきたい。

マエタケ

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