大丈夫

 

「心配せんでもええよ、大丈夫だから。」

私が心配そうな顔をしていたのだろうか。

突然そう言ってご利用者は再び目を閉じられた。

 

 

「(膝は)治った?」

「あんまり無理しんさんな。」

私が痛そうにしていたのだろうか。

突然そう言って肩を撫でてくださる。

 

 

そして再び、

「子どもが泣きよるから家に帰らんといけん。」

「お母ちゃんお母ちゃんと言って泣きよるんよ。」

テーブルにうつぶせながらつぶやきが繰り返される。

 

 

(投稿者@まるあ)

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