最近はお気に入りのミヒャエル·エンデのモモを読んでいた。

 

「脳幹に小さな梗塞がありますね。」

手当てが早かったから左の手足とほっぺに軽いしびれが残るくらいで済んだ。

点滴治療が始まって二日後。

病院のベッドでモモを読もうとページを広げた。

脳梗塞になるなんて思いもよらない夜に読んでいたページの続きを。

再び私の中で止まりかけていた時間が流れ出した。

一瞬姿を現した灰色の時間泥棒達は姿を消した。

モモと子ども達は、たのしいと思うこと、夢中になること、夢を見ることを再び取り戻した。

  1. さて、私は、新しい私の時間をどう使おうかな。