不器用ながら、

自分のやり方で必死に

この家を守り、

家族を守り、

先祖から受け継いだ田畑を守って来た。

それを守るために遮二無二働いた

働いて働いて、身体を壊してもなおも働き続けた。

そうやって、家族を養ってきた

 

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仕事からは一線を引き

子はそれぞれ独立した。

体力が追い付かず、田畑は人手に貸した。

それでも父は

今日も水周りのため田畑に通い、

孫が帰ってきた時のためにと、エアコンを新調した。

 

守るべき大切なもの・・・

枯れ枝のような容姿に、

そこだけ逞しい父の両腕。

この腕に、守られてきた。

@くんちゃん