地域のなかで【56】
今日、私が出張していた場所は11月とは思えない陽気でした。
ということで、今は出張帰りのバスの中です。
とある地域のケアプラン点検作業に関わっており、その報告のための出張でした。
点検内容については、ここでは公表できませんが、ケアマネジメントに関わる皆様にちょっとだけ感想を。
特定の地域に関わらずですが、日頃のケアプラン作成の一連の業務における疑問点など、皆さんはいかにして解決されていますか?
他のケアマネジャーが作成したプランや他事業所のケアプランを目にする機会があるでしょうか?
どのようなアセスメント方式を使用しているか、分析の方法など、どうしても我流になってしまっていることはないでしょうか?
法定研修などの講師やファシリテーターをしていると、「何故そうなった?」というケアプランに出会うこともあります。
もちろん、運営基準などを遵守するのは原則ですが、分析やローカルルール(あるのなら)は基準を読んだだけでは分かりませんよね。
地域ケア会議や事例検討会などの場であれば、そのあたりも確認できたりお互いに共有することができるかもしれませんが、そのような場に出る機会がない方や地域にそのような場すらない方もいらっしゃいますでしょうか。
なかなか難しい…という方は、特定事業所加算を算定している居宅介護支援事業所であれば、定期的に事例検討などの場を設けていらっしゃると思うので、そのような事業所の方に協力していただくのもひとつの方法でしょう。
それ以前に、気軽にお互いに確認しあえる環境があればもっと良いのでしょうが…
最初から誰もが完璧な業務ができるとは限りません。
地域のなかで、ケアマネジャーを育て地域のケアマネジメントが向上するために、何が必要なのか。
ケアマネジャー自身が何をすべきなのか、介護保険制度が20年目を迎えようとする節目に近づく今、あらためて考えたいものです。
「甘い!!!!」と、T先生からの厳しい声が聞こえてきそうです…
それともチコちゃんに怒られるかな…
@若頭