しゃんのーと AC

☆shan note☆ ace of acs
emotive chained and unchained. mistery of your mind and behavior.

3月、周囲を見渡すと、街が浮き足だっている。
新たに始まる世界を前に不安と期待に胸を躍らせているのか、抱えている仕事を納めるために必死になっているのかわからないが、なんとなく落ち着かない雰囲気が漂う。
子どもの頃は、放課後、もうすぐ変わる教室の隅で箒でも振り回しながら「あいつやあの子と一緒のクラスになれるかな?」とか「担任は誰だろう」なんて考えてドキドキしたものだった。
そして、家に戻って、テレビの中ではしゃぐアイドルを眺めながら飯を食い、何となくぼーっと寝てしまうだけなのに自分の未来はただただ明るくひらけていると思っていた。

いつからかそんなドキドキな感覚は消え去り、あの頃の夢も通り過ぎて、押し寄せる仕事をこなしていくと同時に日々があっという間に流れていくようになっている。

「忙しくていいね」なんて無責任に言われ「そうかもね」って思うが、そう考えるとドキドキもない味気ない日々かもしれない。

しかしながら、小さな街の教室や公園の片隅でドキドキ・ワクワクしていた自分の世界は、数十年の間に一気に拡がり、まったく知らなかった土地で、子どもの頃とは違った充実を感じる毎日を送っている。
それと同時に「そんな時期はそんなに長く続くものでもないよ」ということを感じとってもいる。

それは、寄る年波によって世界が小さくなっている先人たちとの出会いが教えてくれること。

だから、いつも向き合っているほぼ自宅で日々が完結し、新しい季節はテレビやラジオ、雑誌、新聞、インターネットで感じてらっしゃる先輩たちの世界を新たに拡げたいという衝動にかられる。

「昔のように出来たらいいんだけど・・・」とよく言われるが、時間を巻き戻すことは僕にはどうしても出来ない。だから、新しい時間の中で世界を拡げていけばいいことだと軽く思ってしまう。

いい加減な性格もこういう時は得してるとつくづく感じるのである。

今日も一緒に、話を紡いで、疲れてしまった考えをズルズルと横に移動してもらって、未来を一緒に想像するのである。

やっぱり、ケアマネっておもしろい。

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投稿者@しゃん

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