地域のなかで【17】
田舎暮らしの生活ではあるが、最近はちょっとした動物園のようになってきた。
キジ(雉)は親子で山からチョコチョコと現れ、稀ではあるがサル(猿)が木から木へ飛ぶ。
イヌ(犬)は自宅で飼っているので、この時点で早くも桃太郎は完成。
田んぼの水路からは亀が出てきます。
竜宮城があるかは分かりませんが、海はすぐそばなので浦島太郎もいけそうです。
タヌキ(狸)、キツネ(狐)も出ます。
化かし合いでもしているのでしょうか?
10年ほど前からは、イノシシ(猪)が田畑を荒らすようになり、罠を仕掛けては獲るなどの対策も講じられてきた。
ここ数年はイノシシも罠の存在に気づいているのか、罠にかかることが少ない。
多い時には自宅の前の雑地に5〜7頭ぐらいの猪が暴れていることもある。
目が合うこともあるが、逃げませんね。完全に人間をバカにしている雰囲気満載です。
この数ヶ月前から話題になっているのは、アナグマ(穴熊:ムジナ)である。
小さい割に爪は鋭く、なかなか危険な存在である。最近はこのアナグマが畑を荒らしている犯人として追加された。
捕獲器をおいてみると、瞬く間に3匹獲れたとか…
そろそろ冬眠する時期のはずだが、気温が高いせいなのか、まだ活動中で困ったものだ。
そうそう、可愛いあの子もやってきます。
アライグマ♪
ラスカルのイメージがついていますが、超凶暴ですね。ハイ…(;-ω-)ゞ
外の金魚が全滅したとか、鯉が盗られたなど伺っております。
他にもヌートリアなんかがいます。
山のほうでは熊もでますし…金太郎もいけるか?もう何が何だか。
しかし、地域の高齢者の皆さんは、
「まぁたイノシシが!」
「こりゃアナグマじゃぁ、あいつがやったんじゃ。」
と言い、ダメになった野菜等を片付けながらも、
「さて、植え直そうかいな。」
と言って、また作るのだから凄い。
イタチごっこになっているのだが、構うことはない。
あ…イタチ(鼬)も出ますね((´∀`))
「やられっぱなしじゃ面白くなかろうが?」
この強さはどこから来るのだろう。
地域のなかで守ってきた、先祖代々の土地を簡単には荒らすことができない。
動物たちと争いながらでも、続けていかねばならぬ理由がそこにある。
手の皮の厚さと色がそれを物語っている。
広報部@若頭