Q:チーム作り
地域にある様々な社会資源を、一つのチームとして提供するのにケアプランはあるともいえます。
しかし、居宅サービス計画書(2)は、「表」なので、ニーズごとに、左から右へと視線が動くようになります。
若しくは、この人のニーズはなんだろうと、縦に視線が動くこともあるでしょう。
いずれにしろ「1~〇〇、2~〇〇」とか「1、2、3」というように、分けて物事を見るようになります。なので、居宅サービス計画書(2)だけでは、チーム全体を意識にくいことが難しくなる可能性があります。
そこで、重要になってくるのが、居宅サービス計画書(1)の「総合的援助の方針」です。
「総合的援助の方針」について、記載要領には
「課題分析により抽出された、「生活全般の解決すベき課題(ニ一ズ)」に対応して、当該居宅サービス計画を作成する介護支援専門員をはじめ各種のサービス担当者が、どのようなチームケアを行おうとするのか、総合的な援助の方針を記載する。」
とあり、チーム全体としての意向を記載するようになっています。
居宅サービス計画書(1)の「利用者及び家族の生活に対する意向」に対し、居宅サービス計画書(2)に記載した複数の長期目標を俯瞰しながら、チームとしてどのように対応していくのかを記載していきます。
ここでも、アローチャートを用いた分析により全体像を示すことと、長期目標をきちんと踏まえることで、チーム全体の目指す方向性を考えやすくなりますね。
(投稿 @あろま)