熊ロス
11・12・13・・・スケジュール帳を眺めているとこの数字の並びに目がいく
日々に追われながらも見ている景色が止まり、あの日の情景がふっと自分の中に飛び込んでくる
そしてよみがえる音、喧騒、色、感触、匂い、空気・・・
瞬間的に心は喜び、笑い、泣き・・・そして飛び込んできたその景色はクリアになり、目と鼻の奥がまたツンとし始める
あの日みんな同じ空の下で、同じ景色の中で、同じ時間をともにした
同じ夢をみた
なのにあの日自分についた意味の答えを出せないままでいる
多くの時間が経ったのに今もあの空気の中でさまよっている
あれ・・・あれから3カ月しか経っていない・・・
『おかえりなさい』という郷愁をかかえてまた手帳をめくる
2017年11月12日・13日・・・スケジュールは白紙だ
無理してこの日に意味をつけるのはよそう、きっと描ける日がくるから
確かなことは『おかえりなさい』と言って欲しい自分がいるということだ
(投稿者@坂本文典)