前に進むために
「歩み」
歩みを止めない…
というけれど、どこに向かって歩いているのかわからなくなる時がある。
あなたの人生の一部を垣間見ただけで、私はケアプランを作成する。
「いまさら目標って…」あなたは言う。
あなたの人生、あなたらしく生き抜いてほしいから…
嘘ではないのだけれど、嘘っぽく安っぽく聞こえてしまう。
突然、人生の終盤とも思える時期に、ふっと湧いて出たかのような存在の私。
突然の登場なのに、あなたはこれまでの人生を振り返りながら、大切に言葉を紡いでくれる。
私に対する優しさを感じる。
「あなたは何をしてくれる人ですか?」あなたは私に向って問う。
あなたがあなたらしく生きられるようにお手伝いをさせてほしい…
あぁ、安っぽい。
あなたに寄り添った支援をさせてほしい…
おこがましい。
歩みを止めずに進み続けていたら、わかるのだろうか。
「あなたは何をしてくれる人ですか?」
いつの日か、この問いに私はきちんと答えられるのだろうか。
でも、このままここに留まっていては、私自身がもっと嫌いになりそう。
やっぱり歩んでいよう。
答えを探しながら、歩み続けていたい。
そう、私には仲間がいるのだから。
@memi