Q:身近なところで
各地で行われている勉強会等では、利用者さんのアローチャートを描く前のアイドリングとして、「短文事例を描いてみる」「自分のことを描いてみる」といった工夫をされているようです。
まずはアセスメントをと身構えず、身近なところで「原因と結果」というものを探ってみてはどうでしょうか。
たとえば、今日は、各地で秋雨前線や台風の影響で雨が降っているようです。
「雨が降っている」ということを原因として、あなたの身の回りには、どんなことが起きているでしょう。
雨が降っているので、
A)洗濯物が乾かなくて困っている
B)買い物に行けない
では、A)によってや、B)によって、何が生じているでしょう。
A’)着る服がない
B’)冷蔵庫の中が空っぽ
・・・というように。
これを、実際のアセスメントの場面では、結果から逆に考えていくのです。
結果として困りごととなっている「着る服がない」のはなぜ?
それは「洗濯物が乾かないから」
それはなぜ?
それは「雨が降っているから」というように。
では、「冷蔵庫の中が空っぽ」の場合はどうでしょう。(これは、我が家の今日の困りごとでした)
身近なところで、原因から結果を考える。結果から原因を考える。
そんな練習をしてみるというのもよいでしょう。
そして、これを読むだけでなく、紙に描きだしておいてくださいね。
アローチャートは、頭の中でしていることを描きだしておくためのメソッドなのですから。
(投稿 @あろま)