地域のなかで【42】
10月最後の日、2年前の今日はアローチャート講師養成講座の最終日で山口県下関市にいたのを思い出す。
もう2年が経ったのかと、時間の流れの早さに驚く。
気がつけば、アローチャート学会北海道大会の開催まで1ヶ月を切った。
久しぶりの再会と新たな出会いが待ち遠しい。
11月になると、地域の行事が盛んになり毎週末は何かしらの予定が入っている。
第3日曜日には、私の地域に古くから伝わる「亥の子」という子供会の伝統行事。
旧暦の10月亥の日亥の刻におこなうのが正式らしい。
亥の子歌を歌いながら各家庭の玄関前を、藁鉄砲(藁の束を固く結んで作った棒)で思いっきりぶっ叩くという不思議な行事なのだが、
・イノシシが多産であることにあやかった
・収穫を祝い田(畑)の神を山に返す
・悪鬼を追い払う
などの意味があるらしい。
子供達が大声で亥の子歌を歌い、力任せに藁鉄砲で地面を叩き、各家庭からお礼としてお菓子やお小遣いをもらう。
知らない人から見れば、子供強盗みたいなものである。
西日本ではおこなわれている行事らしいが、私の町では私の子供が所属している子供会と、他1つの子供会でしか伝承されていない。
少子化の流れなのか時代の流れなのか…
今夜は亥の子だ♪
亥の子餅ついて祝わんものは♪
鬼産め♪蛇産め♪角の生えた子産め♪
地域によって歌詞など異なるらしいが、皆さんの地域のなかに残っているだろうか。
「亥の子」という不思議な行事。
まぁ…我が家の場合は亥の子よりも先に本物のイノシシ被害をどうにかしないといけないのであるが…
毎晩、5〜6頭のイノシシ親子に荒らされて大変です(´+ω+`)
@若頭