「予測する」

人は予測を立てて生きている。この先こうなるだろうというストーリーを勝手に頭の中に作り上げる。「あの人がこんなことを言うなんて!」と思うことがある。Aさんは真面目で冗談が通じない。Bさんは竹を割ったような性格。Cさんは、、、。自分の中で抱いているイメージと違った発言を耳にした時、驚きとともに未知の扉を開いたような喜びが湧き上がったことはないだろうか。私はここ一週間ぐらいの間に聞いた、ご利用者のなにげない一言を忘れることができない。それは複数の人達で、あるテーマについて対話していたときのこと。私が「このようなことを深めていきたい。」と密かに思う方向につながる言葉を、ポロッとつぶやかれた方がいたのだ。しかも2回も。その日、朝から体調が悪くて元気がなかったその方から核心をつかれ、私は今までの見方を変えた。

普段見ている姿は一方方向からしか眺めていない。人の頭の中はまるで宇宙のようである。その人が持っている価値観、周囲に見せている表情や立ち振る舞い、言葉、どのくらいわかっているのだろう。ご利用者に対して。友達に対して。家族に対して。自分に対して。

予測はある時はその通りになり、ある時は裏切られる。できれば、自分を思いっきり裏切って、もっと別の自分を見つけたいと思う。考えてもいなかったような。
私が今日スギ花粉に反応してくしゃみが止まらなかったのは予測通り。こんな予測裏切ってほしかったけど、花粉症を楽しめちゃうような逆転の発想を現在模索中。

(投稿者@PAO)

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