地域のなかで【48】
今日、この記事を書いているときにも一報が入ってきた。
火災発生の報である。
日曜日の夜にも建物火災が発生し、残念なことに尊い命が失われた。
消防団としての顔も持つ私にとって、火災は出動につながる事案であり火災発生を知らせる一報が入ると瞬間的にケアマネジャーとは別の人間になると言っても良いであろう。
日曜日、今日ともに私の所属している分団のエリアではないため、私自身は出動していないが、別の分団の仲間が仕事を抜け出して消火活動にあたってくれている。
保護者として、福祉仲間として日頃関わっている人もおり、団員が二次被害にあわないことを祈りながら鎮火の報を待っている。
ただ、延焼が大きくなるとエリア外にも応援要請が入るため、直ぐに帰宅して出動できるよう身体も心も準備してキーボードを叩く。
総人口6,000人ちょっとの町に、消防署(分署)は1ヶ所のみで消防車両は1台。約130㎢をカバーするには無理がある。
そのため、私の地域では110番通報と同時に該当エリアの消防団へも出動要請が入ることになっている。
火災だけではなく、豪雨災害が予測されれば水防団として活動する我々にとって、団員の高齢化や新入団員の不足などは大きな課題であり、消防団組織を維持するのも一苦労の現状。
そこへ予算の問題が絡んでくると、団員のモチベーションにも影響してくる。
ネットのなかでは「消防団 くだらない」「消防団 うざい」「消防団 不要論」など、マイナスな記事も多く、今後の日本社会のなかでどのような存在になっていくのか…
今日の火災による被害が甚大ではないことを祈るばかりである。