去る1月10日、アローチャート研究会役員である色部恭子氏を迎え「TRIAL!主観的事実への接近」というタイトルの研修が開催されました。

今回の研修企画のきっかけは、昨年の勉強会でメンバーから出された「相手の立場になって考えるとはどういうことだろう」という疑問でした。

研修はまず受講生各々に、日頃支援対象者を理解しようとする中で難しいと思っていることについて振り返ってもらうことから始まりました。
◯ご本人が本当のことを言っているのかわからないとき難しさを感じる。
◯家族の意見が強くてなかなかご本人の気持ちや意向がわからない。
◯自分の価値観が話の方向性に影響を与えていると思う。
など、私達が普段ご本人や家族との面談の中で感じることの多い内容があげられていました。

自己を振り返った後に講義と様々なワークが行われました。
◯自分が優位な感覚は何か。
◯自分を客観視するには?
相手を知る前にまず自分を知ることから。そしてある方の生まれてから今までのある時期についてどういう気持ちや価値観で人生を選択したのか、そして今ここにいるのか、に想いを巡らせました。

研修後に振り返りを記入してもらいました。
◯ご利用者のこれまでのことを聞き取る大切さを改めて実感した。
◯自分の主観を意識していきたい。
◯自分自身をシーツに包んで隠すこと。真っ白にするというイメージを持つことは相手を理解するときに役に立つと思う。
などのコメントがありました。

 

描かれたアローチャートも描いた人の主観である、という大きな気付きが受講生のこれからの面談やケアプランを作成するときに影響を与えると思います。

大切な誰かの主観的事実に接近するために、今日も多くの受講生がお風呂の中でワークに取り組んでいることでしょう。

(投稿 さつまおごじょ)