【下関ナラティブゼミ レポ⑤】リフレーミング

今回のゼミの課題図書は『やさしいベイトソン』でした。果たして・・・やさしいはずのベイトソン氏は時に気難しく時に厳しい顔をして、私にはなかなか微笑んでくれませんでした。

ゼミは課題図書の抄読からスタートし、「ことば」にあるメタメッセージ・裏メッセージをゼミ生が持ち寄った事例の会話をもとに検討していく形で進みました。議論が活発になると「ゼミらしくなって来たね」ニヤリ一言残して我が師はスッと席を外されます・・・。“このメタメッセージ・裏メッセージは何やろ?”ゼミ生はざわつきました(それも狙いなんですよね?先生⁈^^;)。

先ず「ことば」があって思考(感情)がついてくること、ひとは脳内にある情報ストックヤードから必要な欠片を切り出し瞬時に取捨選択した「ことば」を発していること、を私達は師から享受しました。・・・個人的には『ひとの脳って凄い‼︎』と感嘆のため息を漏らすと同時に『そうか、私ってこのストックヤードからの切り出しが見当違いなんだわ!』と密かに腑に落ちた“わたし”がそこに居ました(どうもそれには師も納得されたようです・・・苦笑)。

夢は時間を遡る、血液型、男女、実家、も裏テーマになりました。
境界の強弱、アンビバレント、愛着障害と距離感、トラウマ・・・思考のカオスにハマりつつも(これはゼミ生の性なのか?)段々とこの空間を心地良く感じて行ったのはきっと私だけではないでしょう。

8月のゼミは終わりました。脱け殻になる暇もなく、私達には新たな課題があります。
汎用性のある《フレーム》作り、会話、台本形式、ト書き…
そして、わたしの課題はリフレーミング。自分の形成したフレームを一旦外してリフレームすることから学びの歩みをリスタートします。

@くんちゃん


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