「雪=寒さ」の相関について、どうでもいいお話し。
昨年、法事で神戸に帰省した際、
姪っ子に教えてあげたことがあります。
大したことではありません。
しかしボクの説明の仕方が悪かったらしく
最後までキョトンとした顔のままでした。
大したことではありませんよ。
ですが、ボクの中にモヤモヤが残ったままなので、
この場を借りて皆さまにもお伝えします。
大したことではありませんので期待しないで下さいね。
よろしいですか。では始めます。
雪が少ない地域で暮らしていると
「雪=寒さ」と捉えがちです。
それが間違っているということではないのですが、
必ずしも「=(イコール)」とも言えないのです。
それぞれの〝モノサシ〟があります。
雪は○cm。
寒さは○℃。
雪は、量が多いor少ない。
寒さは、気温が高いor低い。
という表し方(表現)になります。
ここまでよろしいですか。
では続けます。
ボクが住む北海道の内陸部では、
2月の気温が-20℃まで下がります。
日中でもプラスにならないことも多いです。
これは気温(寒さ)です。
では雪が降るとどうなるかというと、
-20℃までには下がりません。
その理由は、雪雲が上空を覆うので
放射冷却が起こらないからです。
放射冷却(ほうしゃれいきゃく)
ご存じでしたか?
はい、そうです。
上空に雲がない、天気が良い時に起こります。
地表熱が宇宙空間まで放出されてしまうため
気温が下がるのです。
一方、雲が広がり天気が良くない時は、
雲が地表の熱を宇宙空間まで行かないように
上空で覆っているので気温は高いのです。
ここまでよろしいですか。
お気付きになられた方もいらっしゃるかと思われますが、
今日は内田樹先生〝風〟に書いています。
もう少しで終わりますので今しばらくお付き合い下さい。
天気が良いと-20℃まで下がりますが
雪が降ると-10℃くらいの気温です。
つまり10℃程暖かくなります。
ですので「雪=寒さ」という相関は
もちろんあるのですが、
必ずしも「=(イコール)」ではない
ということなのです。
大したことがないお話にお付き合いいただき
ありがとうございました。
@丸刈りった
P.S.
今朝の画像を貼っておきます。
久しぶりに膝上まで積もりました。
この時の気温は-2℃なので寒くはないのですが、
時折吹く風が、風速8mと強かったので…
あっ、風の体感温度を書き忘れていましたね。
気温が-2℃でも風が強いと・・・(つづく?)