近眼そしてちょっぴり老眼

メガネを新調した。

店には様々なデザインのフレームが並んでいる。気になるものを手に取り、自分の顔にかけてみるために今かけているメガネを外す。と、途端に世界はぼやけ焦点が合わなくなる。せっかく素敵なメガネを試しても鏡に写った自分の顔が見えないので、全身鏡にへばりつくように立つか、手鏡を顔にグッと近づけて確認するしかない。画面で自分の顔にあれこれメガネをつけて見ることができる、メガネシュミレーターが置いてある店もあるようだけど。

今まで使っていたメガネは7年もの間、目の前にある物の輪郭をはっきりと私に見せてくれていた。人物を見分けるのに力を貸してくれ、階段を踏み外さないようにしてくれ、車の運転も怖くないように安心させてくれた。
ただ、ここ数年は近くの文字を読む時に外した方がよく見えるようになって、メガネとの距離の取り方が難しくなってきている。

ドラえもんのひみつ道具に透視メガネというものがある。これはドアの向こうを透視して覗けるメガネ。現実にあったとしたら犯罪に使われそうで、そんなメガネはとてもかけたいとは思わない。
今、世の中にあるメガネで同じくかけたくないのは「色眼鏡」。色眼鏡で物事を見ないようにするには、勉強することが一番。
輪郭ははっきりと、このレンズを通して自分の目で確かめて。目に見えないものを心のレンズで掴み取りたいと、ただそれだけを思って今日も学んでいる。

(投稿者@PAO)


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