朝一事例検討会@S事業所
S事業所での事例検討会。
今日からは、来年度にケアマネデビューをするので、という方もご参加で、総勢7名で実施。途中、併設事業所の営業成績チェック(@@)に見えた社長さんにも、ご挨拶を。
今日の事例は、現状のサービスに行き詰りながらも、ケアマネジャーさんが、クライアントさんとの糸が切れないように、切れないようにかかわられているケース。その支援に、事例を説明してもらっている最中から、参加者さんももらい泣き。でも、それ以上はグッと気持ちを抑えて、「今、何がおきているのか」に集中、集中。
「おいしい食事を作ってもらうと、食べたい気持ちが強くなる。だから、ヘルパーにはかかわってもらいたくない」
「金銭的に不自由しているわけでもないのに、何故、お金を使うことに消極的なのか」
といったことの背景を、事例提供者の事例シートには書かれていないそのクライアントの主観的事実を確認しながら、そのつながりを描き描き描き。
聞き取っているにもかかわらず、この事例シートに主観的事実が記載ができない、っていうのはどういうことなんでしょうね。でも、アローチャートでの事例検討を続けていくと、きっと・・・。
そして、学会で、描き方ルールで新提案された
「福祉用具を使っている場合は、○ギザギザ○」
「+/―の消滅」
を、事例に適応して描いてみると・・・。
事例提供者さんからは、いろいろとクライアントさんからの思いは聞いていたけれど、その背景がどういったことから語られた言葉なのか。
「アローチャートを描いてみて、霧が晴れたようにすっきりとした気分になった。そして、これを仮説として少しずつ確かめていけばいいんですね。」
「いっぺんに、あれやこれやと、一度にたくさんのことを解決していこうしていて空回りしていた。でもこうして分けて考えて、どこに手当をしているのか、どこを手当てしていけばいいのかがわかれば、次に進んでいきやすい」
「今までは、このクライアントさんのところに行くことをためらっていたけれど、明日からは違います」
と、相談援助の力を感じていただけたようでした。
そして、事例説明の時にすでに泣いていた参加者さんも、すっきりと。
よかった、よかった(笑)
(投稿 @あろま)