青色えんぴつ

アルコール依存症、認知症、脳梗塞後遺症、失語症のAさん、７０歳。
息子さんと二人暮らし。
青い色鉛筆で、夜更けに書かれただろう息子さんからの手紙。

 

父は　よく寝ています

朝は 起きるのが最近　早くなってきました

会話は　少ないです

草取りも　たまにします

2年前とは　全然変わりました

楽しみは　テレビでしょうか

このまま　ゆっくりと過ごすのも　本人は気持ちよさそうです

 

介護に悩んで焦って、結果を求められていた時期もあるけれど、
今、静かに、ありのままのお父さんの暮らしを見つめられている。

寄り添うとは、良い時も悪い時も、あきらめず共に悩み、
共に居続けること。

Aさんに寄り添う息子さん、私たちはその後ろに控える専門職でありたい。

 

（投稿者＠marua)

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