Q:何が見えていますか?
最近、生物学の概念で「環世界」というものを知りました。
環世界とはヤーコプ・フォン・ユクスキュルという動物学者が提唱したもので、「動物を取り巻く時間や空間は、 物理学が説明するように一意的に決定されたものではなく、動物によってすべて違う」という考え方だそうです。
この考え方を、動物ではなく、人に当てはめてみるとどうでしょう。
あなたと私。
同じ地球上に暮らし、空をみて、海を見て、花を見て、街をみて、風を感じて・・。
辞書には、空とは、海とは、と、それぞれの「言葉」としての意味が書かれています。
しかし、その人にとっての空は?海は?という意味と、同じでしょうか?
ある事象が、その人にはどのように見えているのか、映っているのか。
あなたと私は、同じヒトであっても、同じ人ではない。
あなたと私が見ている世界は違う。そして、違うからこそ、「わかりたい」「わかってください」と、対話が生まれる。
アローチャートを描く。それは、あなたが見ている世界を、あなたから情報を得て、こんな風に捉えてみましたという、一つの仮の姿。仮なので、真を確かめる必要がある。そこに、対話と、関係が生まれる。
そして、世界が広がる。
あなたと私は、同じヒトであって、同じ人ではない。
あなたには、何が見えていますか?
アローチャート学会神奈川大会は、まだまだ参加受付中です。
写真をクリックして、アローチャート学会神奈川大会のページから、要綱・参加申込書等を、ご確認ください)
(投稿 @あろま)