Q:カテゴリー思考(1)~網羅的情報収集
「アセスメントとは情報収集と分析により問題状況全体を把握する作業」と、「介護支援専門員実務研修テキスト」に記載されています。
皆さんは、情報収集は、どのように行われていますか。
厚生労働省からは、標準課題分析項目が提示されており、アセスメントするときは、最低限これらの項目については情報収集していることが求められています。
せっかくなので、平成11年11月12日に発出された老企29号「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示について」のリンクを貼っておきます。標準課題分析項目は、このリンクの最後に読むことができます。
集めなくてはならない項目が記載してあるものを手にして行うと、情報収集にもれなく行うことができて便利です。このように、網羅的に情報を必要としているのには、意味があります。それは、網羅的に情報を得ていることで、解決のために必要な方法のトリガーになる可能性があるからです。そして、その情報をうまく活用するためのキーワードが「仮説」であるといえます。
では、集められた情報から、仮説をたてるための情報をどのように選び出すのか。
この「アローチャート事始め」のスタートの記事が、「何から描けばよいですか?」というものでした。
しかし、「なんからでもどうぞ」といわれても、「情報はあるのに描けないのは?」と、やはり選択に迷われるようです。
「アセスメントとは情報収集と分析により問題状況全体を把握する作業」とありますが、情報収集と分析の間に、もうひと手間を加える必要があるのかもしれません。それを、次回に考えようと思います。
(投稿 @あろま)