Q:ルールがあってこそ
アローチャートを学んでみたけど、なんだか手が動かない。
アローチャートを描いてみたけど、これでいいのか自信がないので、次のケースを描くのを躊躇ってしまっている。
アローチャートは、自分の立てた仮説です。
いわば、自分自身の分身ともいえます。
対象者は、対峙する人や時や場により、見せてくださる思い、考え、感情、即ち、主観的事実が異なるでしょう。
また、そこに至るまでの必要な客観的事実の把握も、異なることでしょう。
あなたにだからこそ見せてくれること。
そのことを、自信をもって描いてください。
それが、自分なりの考えで、自分なりに描いてよいんだ、ということであり、
そこに「正しい」「こう描かなければならない」というアローチャートはないのだ、ということです。
しかし、それで終わりではありません。
人に説明し、確かめてもらう必要があります。
そのためには、他者との間に、一定の取り決めをしておく必要があります。
それが、アローチャートにおける基本的なルールです。
そして、それは、筋道を立てて説明するための、即ち、相手にわかりやすく説明するための手段ともなります。
四角は主観的事実
丸は客観的事実
矢印は「ので」の関係
ギザギザは「けれど」の関係
このルールは、崩すことはできません。
でも、このルールに縛られてしまうと描きにくいと思われるなら、ルール抜きに描かれるのもよいでしょう。
しかし、そのあとに、必ず自分自身に説明してみてください。このルールにそって。
一定のルールにそって描かれるアローチャート。
それは、自由な世界です。
(投稿 @あろま)
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