「やはず」編集日記 其の三「コンセプト」
「やはず」は紙でできている。紙だからこそ表現できることって何だろう?
最初に思ったのはそんなことだった。以前ある音楽雑誌の中に、アーティストの手のひらがモノクロで全面に写されたページがあって圧倒された。人の手には様々な表情がある。
吉島先生の手形の上に直筆の文字を重ねることができたら、どんなに素敵だろうか。そう思った。
そして、今回それが実現した。夢を見ているみたいだ。
その他新しく取り入れたことの一つに、「やはず4号」のコンセプトを決めたということがある。何か世に生み出そうとするのなら、これをつくることで何を伝えようとするのか、はっきりしていた方が芯の通った質の良いものができるに違いない。
ちょうど4月から始まったNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が雑誌づくりの話だった。私はたまにしか観ていないのだがタイミングがよかった。テレビの中で唐沢寿明演じる編集長がものづくりについて熱く語るシーンに、グイグイと背中を押された。
「やはず」を手にした方々が、興味を持ってページをめくり、面白いと感じてもらえるためにはどんな内容がいいのか、、、。空を見上げながら、歩きながら、お風呂に入りながら考えた。
ある日ふと、頭の中に「アローチャート歴史年表」が浮かんだ。
アローチャートは誕生からどんな流れでここまできたんだろう。皆さん知りたくはないだろうか。ただ、後ろを振り返るだけではなく、今日すでに未来へ向けて新しい歴史が刻まれていくんだと思いながら、「やはず4号」のコンセプトを復唱する。
「はじめて会った日の事を思い出して」。
(投稿者@PAO)
追記:アローチャート研究会誌「やはず」4号の読者アンケートフォームです。アンケートはこちらを利用していただく方法と、このサイトの「様式ダウンロード」からwordファイルをダウンロードしてメールに添付して事務局に返信していただく方法、はがきで郵送の3つの回答方法があります。よりよい研究会誌にしてまいります。ご協力をお願い致します。