描く覚悟
子どものいなかった夫婦は、二人の養子を育てていたが二人とも病気で亡くなってしまった。
その後、その夫婦が50歳と30歳になった年に男の子が一人生まれた。
その男の子は80歳になった。
80歳を過ぎても今の楽しみは自分で料理をすること。
安納芋の採れる時期には自分でふかして友人たちにふるまう。
自分の圧力鍋で得意の煮込み料理を作る。
食を楽しみ、食を通して人とつながる今の暮らし。
50歳と30歳の両親の元に生まれ始まった暮らしの物語。
80年には両親の思いも詰まっているのかと思うと描くにも覚悟がいる。
許しがいる。
連綿と今につながる暮らしを、未来へ向けた暮らしを、心して描こう。
(投稿者@まるあ)