地域のなかで【35】
生まれ育った地元で生活をしていると、子供の同級生の親が同級生であったり、先輩や後輩だったりと、面白い。
中学生となった私の長女をみれば、両親のどちらかが私と同級生というケースだけで約2割になる。
参観日のたびにプチ同窓会をしているようなものである。
ただ、当時と異なるのは、生徒の数だ。
少子化の波は激しく、私の時代の1学年の人数が今の全校生数と大きく変わらない。(数校が統合しての人数であることを考えると、衝撃的な減少。)
このような状況下で課題となるのが部活動、
数年前は、野球部がチームを組めない事態となり、同じ状況の他校と合同チームで大会に出場した。
今年度はバスケットボール部が、危なかったようだが、ギリギリで回避されたようだ。
娘はソフトテニス部に入部したが、3年生は1人だけであり前年度の入部者次第では休部となる危機だった。
ところが、昨年、今年度と入部者が増え、団体戦チームを2組作っても部員が余る人数となり、先日おこなわれた部の保護者会では担当教諭が「こんなことは想像もしていなかった。」と涙したほどだ。
そのぶん、他の部活へのしわ寄せが行くわけで…バレーボール部などは厳しい状況となっている。
小学校の人数を考えると、今後はますます生徒数が減少して行くのは目に見えている。
数年後、存続困難となる部活動は何部だろうか。団体競技ほど厳しくなるのか…
青春時代、日が暮れるまで汗や涙を流した(私の場合は血も流した…)部活動が活動できなくなるのはOB、OGとしては寂しいものであろう。
あの頃のように、沈む夕陽に照らされながら声を張り上げた部活時代を思い出す。
@若頭