ショートストーリー~「余生」~

今年65歳になります。

公務員を退職してからも、
周囲からの勧めでアルバイトの
ようなことをしてきましたが、

3月いっぱいで、一切
職から離れることにしました。

思えば多くの方のお支えがあり
ここまで勤めることが出来ました。

今のご時世で
ゆっくり暮らしたいと言えば
贅沢かも知れませんが、

今まで一生懸命働いてきた自分を
少し休ませても罰は当たらないだろうと
そういった思いもあります。

5歳年上の兄は、仕事中の事故で
目を負傷しました。
3歳年上の姉はお義母さんの
面倒をみています。

そういった事情もあり、
末っ子である私のところに
母親が同居しています。

気が強いところは家内と似ています。
だからでしょうか、
馬が合いません。

この5年間
お互いに対する悪口を
聞かされてきました。

今までは仕事に逃げていました。
しかしこれからは、そうはいきません。

口は達者な母90代。
まだまだ元気な家内60代。

ゆっくり暮らせるのでしょうか…。

(おしまい)

ACM-P

※物語はフィクションです。

by Dee


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