ショートストーリー~「背中」~
多くを語らない人だった。
しかしその人の存在は、
私にとって大きかった。
幼い頃、
いつも後ろをついて歩いていた。
生意気な年頃になり、
他人様に迷惑を
かけるようなことをすると
言葉より先に手が出てきた。
身長が越してしまった時には
少しだけ寂しく感じた。
病を乗り越える度、
それまでと変わり
言葉が多くなってきた。
周りに人が集まるようにも
なってきた。
しかし
とうとう乗り越えられない
時がきた…。
あれから8年。
幼い頃、
いつも見上げていた背中を
今も追い続けている。
(おしまい)
※ストーリーはフィクションです。
by Dee
アローチャート研究会 第1回滋賀県支部大会の
お知らせです。平成28年1月24日(日)開催!!
(お陰様で定員となり、参加申込は終了致しました)
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