地域のなかで【26】
介護予防・日常生活支援総合事業
平成29年4月から移行する保険者、エリアもあれば既に移行済みのエリアもある。
私の県では移行済みの市町村は1つのみで、その他は来年4月からの移行となる。
先日、ある保険者の介護予防・日常生活支援総合事業についての事業者説明会に参加をした。
ほぼ中身については【案】が決まっており、12月には決定となる予定とのこと。
会場全体には「本当にこのペースで大丈夫なのか?」という雰囲気はもちろんのことある。
事業所のサービス提供案の一覧を見ると、現行相当については既存の事業所のほとんどが提供予定としているが、『提供なし』としている事業所も確認できた。
通所リハビリテーションが通所型(多様なサービス)に手を挙げていたが、説明によると指定通所介護の指定を新たに得る必要があるとのことであったが、対応できるのだろうか…そのことを理解したうえでのことなのか、少々不安がある。
訪問型、通所型ともに多様なサービスについては事業所によって違いが出ており、4月までの間に介護支援専門員はその内容を把握することが求められるであろう。
ただ、現段階において中心となるのは既存の介護保険サービス事業所であり、民間の施設や期間については介護予防・日常生活支援総合事業への参入を呼びかけしている段階であり決定しているものはない。
今まで何をしていたんだ?と言われる部分だ。
考えるに、平成の大合併等により一つの市としてあまりにも地域差がある状態にあるなかで、介護保険サービス事業所以外に目を向けることができなかったのか?と想像している。
もう移行まで半年を切っている段階では全都道府県内の各保険者において、様々な説明会等が開催されていると思うが、地域差が出ているのではないだろうか。
地域包括ケアシステムを、いかに機能させることができるのか、介護予防・日常生活支援総合事業への移行によって見えてくるであろう。
広報部@若頭