クリスマスも過ぎ、いよいよ年越しが近づいてきた。

神社では初詣の準備が進み、「初詣参り」と書かれた幟を目にしながら今年最後の訪問に回っている。

私の地域では、子供が県外や市街で生活しており、地元には高齢となった親が一人もしくは夫婦のみで生活をしているケースが多く、年末年始は帰省する子供や孫との再会を楽しみにしている方も多い。

ただ、今年の年末年始は昨年とは少し様子が異なる。

「今年は正月をズラして帰ってくる。」

「孫が忙しいから、今年は誰も帰らんと。」

「うちに来い(子供のところ)、って言われたけど、お父さん一人で正月をさせるわけにはいかん。仏壇が寂しかろう。」

などの声を聞く。

私が関わらせていただいているなかで、独居もしくは高齢者世帯の方が、大晦日の夜に帰省する子供と過ごすケースは1割にも満たない。

先月は「楽しみだ。」と笑って、

今月は「一人が楽だ。何も準備せんでええ。」と笑う。

ただ、表情は違った。

今年の秋、

「子供と一緒に暮らすことになった、思っていたより親孝行だ。」

そう言って、嬉しそうに話してくれた方。子供との同居は1ヶ月も続かず…

「家(うち)はやっぱりここしかなかった。盆や正月をするのはひとりでも家(うち)がええ。」

そう言って笑った。

雪がちらつくなか、訪問しながらふと…

「子供の家に…」は家(いえ)と語り

「自分の家が…」は家(うち)と語る

地域のなかで大切にしなければならないのかもしれない。

師走の風が寂しさを感じさせる。

広報部@若頭