明治生まれの祖母はいつも五円玉を財布に入れていた。

「いいご縁がありますように」という願いからそうしていたようだ。

祖父と出逢い、8人の子供を授かり、15人の孫に恵まれた。

 

祖母が他界して16年。

今はその孫にも

孫が誕生しそうである。

 

時代は平成となり、人との関係が希薄になり

機械やコンピューターが

生活の基礎を支え、中心となってきている。

 

何かに追われるような毎日ではあるが

つらい時や自分を見失いそうになった時には

財布から五円玉を取り出し

手のひらに乗せて見つめている。

 

(おしまい)

ACマークパズル

※ストーリーはフィクションです。

by Dee


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