2015年11月6日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「実習」~ 現在、専門職としての技能を 学校で学んでいる僕達は、 将来仕事に就くであろう 各種の職場に 実習生としてお世話になることがある。 それぞれの実習先によって 対応の違いがあるものの 概ね好意的に接してくれる。 […]
2015年10月26日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「覚知」~ 派遣先の大きなビルで 清掃の仕事をしている。 いくつもの会社があるため 様々な人が出入りしている。 ほとんどの人は 私達のことを気にもせず 通り過ぎて行く。 しかし、 時々声を掛けられることがある。 「ごくろうさま」 「 […]
2015年10月14日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「花火」~ 夏の楽しみのひとつが花火だった。 花火大会の大きなものや どこかに飛んでいく花火ではなく、 手に持って眺める花火が好きだった。 夏休みに祖母の家に遊びに行くと、 いつも手に持つ花火を用意していてくれた。 そ […]
2015年9月21日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「出身」~ 父はいわゆる転勤族だった。 おかげで子供の時から各地に移り住み、 いつも転校生である自分が 当たり前となっていた。 高校に入ってからは 将来を思ってくれてのことか、 単身赴任するようになった。 大学は、今まで住んだことが […]
2015年9月7日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「探し物」~ 祖父が他界してから 祖母ひとりでは寂しいだろうと 娘である私の母が 動物をプレゼントしようと思い付いた。 叔父(母の兄)に相談したところ 話し相手になってくれると 寂しくないのではないか、 ということになり 九官鳥をプレ […]
2015年8月31日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「ヒーロー」~ 小学生の時、 私のヒーローは同級生ではなく 用務員のおじさんだった。 あまりしゃべらないが いつも笑顔で挨拶をしてくれる。 学校で飼っていた動物の世話は 生徒たちが交代でしていたが、 エサの準備や掃除などは 全部おじさん […]
2015年8月18日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「手品」~ 部長の隠し芸は手品である。 いつも宴会などで披露するのだが ネタがバレバレなのだ。 「赤い玉が2つあります。」 と言いながら、3つ目が 指の間から見えている。 そんなのはまだ可愛いほうで 前回は100円玉を千円札に変えよ […]
2015年7月29日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「景品」~ 職場の歓迎会があった。 新入社員は緊張の面持ちで 挨拶をしていたが、 周りの先輩職員にイジられ それはそれで盛り上がっていた。 しかし、大人しいというか ノリが悪いというか 静かに人の話しを聞いているだけで 積極的に輪に […]
2015年7月15日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「参加賞」~ 運動会で親子競技がある。 「かっこ悪いところは見せられないから」 と、子供に向けてなのか 観客に向けてなのか分からないが 夫がトレーニングを始めた。 仕事から帰ってくると 一人で外に出て行く。 特に何かを頼んでくることも […]
2015年7月3日 / 最終更新日時 : 2018年3月25日 広報部 ショートストーリー ショートストーリー~「レコード」~ 針を降ろす時の緊張感 時々発するノイズ 今はもう見かける事さえ なくなってしまったが レコードをかけていた頃は じっくりと 音楽を聴いていたように思う。 もちろん、 振動を与えると針がとぶので ゆっくりしか動けなかったが […]