備前住香平【2】

Hello,若頭です。

前回からお届けすることになった、『備前住香平』。
さて、今日もまいります♪

「お前たちが言うことを聞かなかったら、こいつで切って俺も死ぬ。」

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『備前住香平』を抜き、磨きの作業をしながらの祖父の言葉であった。

この一言で、祖父への絶対服従を心に決めたのが小学生の頃であっただろうか。

おかげで反抗期というものがほとんどない、可愛い子どもであったであろう。
もちろん、今もその可愛さが残っているのは、言うまでもない。


小学校の教員を勤めていた祖父のことを、私は好きであった。

父が仕事の関係で1年のうちに2か月程度しか自宅にいなかったこともあり、多くのことは祖父から学んだ。

日頃の生活については厳しかったし、「ダメだ。」と1回言ったことは、いくら甘えようが許されることはなかった。

しかし、不思議と怒鳴ることはなかったと思う。

だからかな、好きだったのは。


今の時代はどうなのだろう。

子どもが虐待されたニュースを聞くと、胸が痛くなる。
近所の人のインタビューでは、「怒鳴る声が聞こえていた。」と。

子どもは恐怖であったであろう、なかには亡くなるケースも報道される。
そんな状況で、子どもは親のことを好きだと思えたのだろうか…


 

威厳という言葉を最近は聞かなくなった気がする。

【威厳】(デジタル大辞泉)
近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと。

私もいつか、祖父のような威厳を手に入れることができるのだろうか

今日は、そんなことを思いながら、『備前住香平』を手に取る。
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広報部@若頭


 

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